2011年10月11日火曜日

「今こそ、エネルギーシフト」お勧めです。

先月9月22日、国立福祉会館で、「5年後10年後子どもたちが健やかに育つ会くにたち」主催で、「鎌仲ひとみ監督×冨田貴史氏 トークライブ」が行われました。テーマは主に内部被曝や子どもたちの健康を守るには、といったものでした。

”ワールドカフェ”というミニワークショップ的な語り合いの場を持つとても有意義な会で、参加した方々は休み時間になってもずっと話し続けておられるような熱気がありました。

その際、鎌仲監督から、「今こそ、エネルギーシフト」という小冊子を購入しました。
500円で手頃で、飯田哲也氏と共著であり、収益は全て東日本大震災の被災地と祝島自然エネルギー100%プロジェクトへの寄付となるそうです。

この小冊子、とてもお勧めの、とてもわかりやすく良い内容のものでした。
・福島第一原発事故に至る前の、様々な原発事故の経緯
・電力に関する問題・課題の整理
・エネルギーシフトの具体的方向性の提示
などが非常に簡潔に書かれ、短くシンプルなので読みやすいです。
個人的には「電力幕藩体制」という言葉がヒットしました。
戦後、”電力王”とも呼ばれた松永安左エ門が作った電力会社の地域独占体制が今も続いているとのこと。日本はずいぶん電力に関する旧態なる体制が続いていたこと、再確認でした。

鎌仲監督によると、これまでの彼女の出した本の中で一番売れている、ということでした。
この冊子は岩波ブックレットで出ています。
エネルギーシフトや原発に関する基礎的な情報をお知りになりたい方は、このブックレットを書店で一度ご覧になることをお勧めします。

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